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  • 2015.08.08 Saturday
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入院8日目〜コルセットと格闘する〜

そういえば、術後もう1週間になるのに、
いまだにコルセットを自分で付け外したことがない。

看護師さんが体を拭いてくれるときや、傷の消毒のときは
そのつど、

「横になってくださいねー」と言われて、
ベッドに寝たままの状態で付け外してもらっている。

看護師さんが体を拭いてくれるのは週に2回なので、
それ以外に、毎日早朝(まだ誰も来ないであろう時間帯に)

自分でタオルをぬらして体を拭いているけれど、
そのときにはコルセットはずーっとつけたまま。
コルセットをつけた状態で、着替えもしている(笑)

「これはいつから自分で付け外ししていいんですか?」

と、看護師さんに聞いてみたところ

「だいだい、コルセットの一人でのつけはずしは、
抜糸後と決まっているのね。
患者さんの回復度合いによって、
多少前後はするけれど、
術後、なにをいつからやっていい、というのは
全部決められているの。


NORAKOさんはまだ抜糸もしてないから、
コルセットはまだ先の予定だよ。
でも、やりたいなら、
先生に聞いてみてあげようか?」



・・・・という答え。

なるほど。たかがコルセットだけれど
ちゃんと許可があるまではダメなのか。

もちろん、自分でのつけはずしを急いでいるわけではないので
看護師さんの指示には従おう。

ところで、昨日も書いたけれど
コルセットがとにかく合わなくて痛い。

一体どの位置で締めるのが一番いいのだろうか?

傷口に当たる痛みもあるのだけど、
腰の位置で締めているはずのコルセットは

寝ている間に、ずりずりと上のほうへ上がってきてしまい、
肋骨の出っ張りに当たって、これもまた痛い。

寝転がった姿勢のまま、お尻や背中を持ち上げるなんてことは
とてもじゃないけれどできないので、
ずり上がったコルセットを元の位置に手でひっぱって戻すにも、

夜中にそのつど、起き上がらないといけない。

はぁ・・・・コルセット。

大変だ。

 

入院7日目〜気になる痛み〜

術後、3〜4日経ったころは
体についていたいろんな管が抜けて、トイレへも行けるようになり

激痛は消えたので、
その後は日に日に体は楽になる一方かと想像していたけれど
そうは簡単にはいかないようで、

不安を感じる痛みが足に出ている。

まず、右足にだるい痛みがある。
神経の症状か?と思うような、イヤな感じの痛み。

右の太ももがだるくて、足首もだるい。
膝から下は、まだ血栓予防のソックスを履いたままなので
それが気になるんだろうか?

あと、もっと気になるのは左の腰の痛み。

これのほうが心配かも。

なぜなら、立ち上がった姿勢から、左足を一歩踏み出すときに
股関節のあたりに、ピキっという感覚の痛みが走り
思わず、左ひざの力がカクンと抜けて、
体のバランスを崩しそうになるから。

歩き出してしまえば影響なく歩けるのだけど
左足だけに体重をかけると痛みが走るので、
急には動かないように気をつけている。

先生の回診のときに、
痛みについて説明したけれど、

何が原因かは、分からない様子。
術後の検査でも、神経に障っていることを示すような結果は出ていないので
もう少し様子をみましょう、ということだった。

それから、もうひとつつらい痛みがある。

それは、硬質コルセット。

24時間、コルセットを着用したまま・・・という生活に
まだまだ慣れなくて、特に背中の異物感がハンパないというか・・・



↑この画面奥の四角のものが、ちょうど腰に当たる部分なのだけど
つなぎ目部分でもあるので、寝ると傷に干渉して痛い痛い・・・><

看護師さんに相談してみたところ、
少しでも当たりをやわらげるために、腰にタオルを2枚挟むことになった。


結果は・・・・


んーーーー。
何もないよりはマシ、という程度(汗)


贅沢はいえません。
これから何ヶ月かずっとつけていなくちゃいけないのだから
慣れていくしかないのでしょうね。



 

入院6日目〜術後検査〜


術後5日目。(そろそろ毎回数えないとわからなくなってきましたw)

考えてみたら、整形外科の手術というのは
内科的な疾患と違うので、食事制限もないし
あとはひたすら手術箇所が回復するのを待つのみです。

困ることと言えば、まだ歩行器生活なので
自分で買い物に行けないこと。

お腹が空いて困ることはないけれど
水分補給は結構大変です。

売店まで行かなくても、病棟に自販機があるけれど
自販機の商品取り出し口というのは、下のほうについているので
「買うことはできても、取り出すことが出来ない」ということができず
自販機が使えない!ということは、術後初めて気が付いたこと。

何しろ、水平移動が精一杯で、かがむ動作は一切できないし、
まだ”しゃがむ”こともできない状態なので
下のほうから商品が出てくる自販機取り出し口に手が届きません。

家族に頻繁に来てもらえる人はあまり気にしなくていいかも・・・ですが
そうでない場合は、手術前に多めに
ペットボトルは用意しておいたほういいと思います。


さてさて、今日は色々と忙しい1日でした。
午前中はコルセットの業者さんが病室まで集金にやってきたし、
リハビリもあり、
午後は術後初めてのCTとレントゲンの検査。

そして、同じく術後初めての洗髪まで!!
なんと6日ぶりです。


まずは、検査の話。


検査は外来患者さんのピークを過ぎたであろう
午後1時半ごろ。

初めて見る看護助手のおばさんが、
車椅子とともに病室まで迎えに来られました。

まだ歩行器でヨチヨチ歩くわたしなので、
1階の外来まで往復するのは負担が大きい…ということで、
車椅子が用意されたようです。
よかったー。(歩くなら大変だなあと思ってたから)


最初はレントゲン。

検査室にはいくと、
50歳前後のおじさん技師の方が、

「じゃあ、こちらの検査台に横になってください。」

と、ごくごく当たり前のように言います。


(・・;)うーん…



「す、すみません、わたしまだ、自力で立てないんです。」





そうなんです。

ブログでどこまで伝わってるかわかりませんが、
わたしは順調に回復しているものの、

まだ、立ち上がるときは、両手で何かにつかまらないと無理なのです。
それも、ちょっと高い位置の手すりや柵。
立ち上がるまでずっと持っていられる高さのものが必要なんですね。

車椅子の手すりにつかまって立てばいいじゃないか、な話でしたが
車椅子の手すりでは低すぎて、立ち上がるのに恐怖感いっぱい。
(なかなかこの感覚を伝えるのは難しいですが、
高いところにつかまらないと立てない感じ)

病室ではいつも、ベッドの柵と歩行器を支えに立ち上がっていますが、
ここにはそれがなーい。

術後、病室だけで暮らしている分には不自由を感じていなかったので
麻痺していましたが、
健康なときには何気なくやってる動作ができないことに自分でも驚き。

車椅子から立ち上がって、検査台に横になる・・・という
ただそれだけの移動ができません。

すると、検査技師のおじさんが、わたしの両脇に腕を入れて、
検査台まで移動してくれました。(ホッ)

が、問題はここからでした。

看護助手のおばさんと、検査技師のおじさんが二人がかりで
検査台に座った状態のわたしのコルセットを
外そうとするので、びっくり。

「え?え?
ちょ、ちょっと待ってください!
いつもコルセットのつけはずしは、
寝たままの姿勢で、やってもらってるんです。
看護師さん、座ったままはやらないんですけど…!」

と、慌てて説明。

術後、起き上がるときから常にコルセットに支えてもらっている状態なので
コルセットを先に外してから横になるだなんてことは
恐怖以上の何物でもありませんでした。

ましてや、まだ経験してないシチュエーションを
看護師さんも先生もいないところで、
いきなりやられたら、怖いです!たまらなく!

看護師さんだって、まだコルセットのつけはずしのときは
必ずわたしにベッドに横になる用に言うのだし。

ましてや、ただ外すだけでなく、
外したあとに、支えるものない状態で横になるとか、怖くて無理だよう。

すると、


わたしの言葉で状況が飲み込めた様子のお二人。


つまり、この患者はまだ、術後間もなくて、
まさに腫れ物を触るように扱わないといけない患者だということが
伝わったようでした。

すると検査技師さん。


「困るなあー、介助の必要な患者さんのときは、
看護師さんがついてきてくれなきゃ。
僕らでは扱いがわからないんだから。」

と、ブツブツ。

「そうよねえ。え?まだ術後5日?
それじゃあ無理に決まってるわよねえ。
看護師さんがいてくれないと困るわ。
なんでもこっちに振ってくるんだからー(怒)」

と、看護助手のおばさん。


わたしが文句を言われているわけじゃないのに
非常に心苦しくて、申し訳ない気持ちになってしまい、
「すみません」と、謝ってしまう。

二人はその場にいない看護師さんへの不満を
ブーブーと繰り返し漏らしながらも、
二人がかりでわたしを検査台に寝かしてくれて、

ようやくなんとか無事に撮影できました。


しかし、今度は外したコルセットの付け方がわからないお二人(笑)

わたしはじぶんでまだつけたことがないし、
この二人には「いつも看護師さんは、背中から先に繋げてますよ」
としか言えません。

ああだろう、こうだろう、とお二人でなんとか
コルセットをつけなおしてくれて
やっとこさ完了。

もうわたしは、ぐったり。


たかだか、レントゲン検査で
こんなに疲労するとは思わなかったあーーー。

その後、CT検査のほうに移動しましたが・・・・
こちらでも同じように
つかまるものもなく、ささえるものもないので、
CT検査の技師さんの首につかまらせてもらって、検査台へ移動するという
迷惑かけっぱなしな術後検査になりました。


寝転がっているだけで済むはずの検査なのに
なんだかものすごく疲れた時間となりました・・・。


 

入院5日目〜術後4日目〜


術後4日目。
術直後はほとんど食べ物もノドを通りませんでしたが
歩けるようになってから、少しずつ食欲も戻ってきました。

前日まで、食事はベッドの上で食べていましたが
看護師さんから

「窓際で食べてみますか?」

と言われたのでびっくり!
窓際で…というのは、
”窓際のテーブルで椅子に座って食べますか?”という意味です。

「いいんですか?」

「ええ、いいですよ(^.^)
窓際のところは歩行器が入らないので、この点滴棒で歩きましょうか。」

と言われて思わず頬が緩みます。

術後のつらさを乗り越えると、
今度は毎日、ひとつずつ出来ることが増えてゆくんだな。

おそるおそる、椅子に腰掛けてみましたが、
手を奥にのばすと傷のあたりが
ピキン!と痛むのでドキドキ。

背中をつねに背もたれにつけていないと
腰が痛むので、トレイの食事に手を伸ばすのも
案外一苦労(笑)

でも、「やってもいい」と言われることは
リハビリと思ってなるべくやりたいので
背中を離さないように気をつけながら
がんばって食べてます。

ただ、まだまだ座位はつらい!!
長い時間は座っていられません。

ゆっくり食べていると腰が痛くなってくるので
テレビをのんびり見たり、窓の外を眺めるような余裕はなく
もくもくとひたすら食べる、食べる(笑)

それでも、ベッド上より
椅子を使って食べるほうが充足感があります。
テレビを見られるゆとりができたら
この動作も一歩前進かな。

リハビリはこの日は病棟一周(200mくらいあるそう)しました。
もうすこしリハビリが進めば自発的に歩けるのでしょうが
今のところはまだ、自由に歩く許可が出ていません。

勝手に歩いていいのは病室内だけ。(つまりトイレのみ)
しょうがないですね。
自分自身もまた、まだ歩行器につかまって
コワゴワ歩いてるレベルですからねー(笑)

 

入院4日目〜術後3日目〜

長かった2日目が終わり、病棟が夜を迎えると
また孤独な痛みとの闘いが始まるのか…と
不安になる私。

いっそ睡眠薬でももらえばよかったかな?
とも思ったけど、すでに痛み止めの薬で一日ラリっているように
見えたはずのわたしに眠剤が出してもらえるとは思えず
(1日うとうとしていたからw)

諦めて寝てみたところ…
最初に目がさめたのがなんと2時!!
前の晩、1時間おきに目が覚めていたことを
思えば,こんなに眠れたのか!ということが
うれしかったです。

寝返りを頼もうか迷ったけれど
もう少し我慢してみようと思ったら
次に起きたのが5時近く。結局この日は寝返りを頼みませんでした。
そして、その後ももう
看護師さんに寝返りをお願いすることはなくなったのでした。

眠れたことに安堵して始まった術後3日目。


この日は1日で劇的に変化した日でした。

まず、朝食後に真っ先に背中のドレーンが抜けて、
心電図も終了。
尿管だけは、今日から始まる歩行訓練の結果次第で
リハビリ医が判断するということでまだ保留。

それから午前11時すぎにリハビリ担当医やってきて
いよいよコルセットを装着です。
といっても、立ってつけられるわけではないので、
ベッドに寝かされた状態で看護師さんが装着してくれます。

硬質コルセットは、お腹側と背中側の両方が外れて
左右2つのパーツから出来上がっているので、
寝たまま付けられる様子。
右側の腰に1つをはめこんだら、ころがって反対側にはめ込み、
あとは背中側とお腹側のベルトを締めて装着完了・・・という具合。

起き上がるコツを教えてもらって、
ベッドの柵につかまりながら、せーの!で立ち上がります。


わあ!!!
立てた!!!

手術翌日はあれほど痛くて身動きとれなかったのに
3日目にしてもう立てていることが信じられませんでした。


ずっと寝たきりだったので、
頭がふわふわします。
しばらくその場に立ったまま、頭を落ち着かせてから
リハビリ医にうながされるまま、歩行器につかまってゆっくりと廊下へ。

立ち上がるのは大変だったけど、
立ってしまえば腰は痛くない!

そして手術直前には実はかなり悪化して
座っているだけでも感じていた足の痛みが、
もう歩いても出ない。

痛み、本当になくなったんだ…。
わたし、手術成功したんだ…。


ただ、歩けたことは嬉しかったけれど、
昨日も書いたように、そのときのわたしは
髪はボサボサで
(手術の時はゴムで縛っていたけど、
術後ほどけてしまってそのままだった)
身につけているのは病衣。
紐で結んだだけの簡素な病衣の下は
ノーブラにおむつ(尿管をまだつけている)という情けない格好。
歩くときも胸がはだけないか不安だったので

ホントは廊下を歩くのは、
この「手術したばっかりです」なスタイルを卒業してからに
して欲しかったなぁー・・・・・。

その格好で歩く自分が恥ずかしくて
談話室の横を通るときに患者家族が
そんなズタボロな格好をしている自分のことを
”あの人は腰の手術した人ね?”といったようにジロジロ見る視線がイヤで
早く部屋に帰りたかったです。


部屋に戻って、
リハビリ医からはトイレOKですよ!とのGOサイン♪

しばらくして看護師さんがやって来て
尿管を抜いてくれました。
そしてからだを拭いて、着替えまで。
この入院のためにわざわざ購入しておいた
新品のパジャマを着せてもらいます。

まだ歩くのには歩行器にもたれかかりながら・・・でないとダメですが
個室内のトイレは歩行器のまま入っていけるトイレだったので
看護師さんをいちいち呼ばなくても、自力で行けます。

その後、鏡に向かって、ボサボサで3日洗っていない髪を
ゴムで縛り直して見た目だけでもスッキリ復活。

やっと
やっと


人間らしさを取り戻した気分に。

ひとつひとつ、からだを束縛するものがなくなり、
身軽になって、パジャマに着替えることができて
一気に気持ちが前向きになりました。

こんなところで「病は気から」を体感するとは
思いもよりませんでしたが(笑)
いや、整うって大事ですね。
身なりが整うだけで、ぐっと気持ちが明るくなります。

そうそう、トイレへ行けるようになったと同時に、
一人でベッドの柵につかまって寝返りをうつコツも覚えました。
(だから夜中に看護師さんを呼ぶ必要がなくなった)

自分で姿勢が変えられる、
自分でトイレへ行ける
このことで、入院生活の質は格段に向上しますね。

こうしてわたしはこの日、やっと術後の大きなヤマを越えたのでした。

 

入院3日目〜手術翌日〜

手術の終わった日の長い長い夜の闇をようやく抜けて、
窓の外が明るくなり、病棟の廊下にも電気が灯り、
スタッフか忙しそうに音を立てて動いているのがわかると、

自分はもう、孤独ではないんたー!という
安堵の気持ちが沸き上がってきました。

明け方入れてもらった痛み止めのおかげで、
少しだけ眠れたけれど、
それでも、激痛が多少緩和されたというレベルで

身動きのできない体を、
なんとか動かせる範囲で変えようとしても
楽チン!と感じる姿勢は見つからず
右向きか、左向きか・・・のどちらかしかありません。

もちろん、自力で横向き姿勢を保てるわけではないので
常に背中にビーズクッションのようなものが挟まれています。
なので、夜中から引き続いて背中が暑い!

背中に風を入れたい・・・。

寝返りも打てないので、少しでも動きたいときは
看護師さんを呼ばなければいけません。

そして、ずっと
ひもで何ヵ所か結ぶだけの前開きの病衣を着ているので、
動くたびに足元や胸元が緩んでしまうのは
女性としてはなんとも情けなくて、たまりませんでした。

からだがつらいのだから、そんなこと関係ないと思う人も
いるかもしれないけれど、

不自由なからだたからこそ、よれよれの格好が
恥ずかしく、精神的なストレスを増幅すると思います。

術後2日めのその日は、
継続して痛み止めを増やしてもらっていたので
痛みは多少緩和されていましたが、

背中にドレーンが入ったままなので、
どうしても寝たときに異物感があるし、
ほかにも尿管と心電図の検査のために
まだまだ、からだにいろんなものがついている状態。
体の向きを変えてもらうたびに、管もぞろぞろと移動するといった
非常に邪魔くさい状況です。

点滴は常時3本くらい、両手から入れてました。

昨日から多少改善されたのは
ベッドを起こしてもokになったこと。
ほとんどの時間、
45度くらいまで起こして寝ていました。
ベッドを起こすほうが、多少痛みがまぎれる気がしました。
いちばんマシな姿勢だったんです(笑)

でも、少しベッドに角度を付けた状態で寝ていると
だんだんとお尻と枕の位置が下がってきてしまいます。
当然のことながら、術後の痛みで腹筋を使うことが全くできない状態なので
頭の位置を替えるのにも、
ベッドの柵につかまって、腕の力で身体をひっぱりあげないといけません。

つまり。とにかく寝返りもうてない、体の位置をずらすのも一苦労。
そういう不自由な状態がしんどくてしんどくて
テレビを見る気も起きず、スマホにさわる気にもならず。

また、時間になると食事が運ばれてきますが
ベッドに座ることもできず、
45度の姿勢で横になったままなので、
食べるなんて無理。

そもそも、頭の中は痛みのことでいっぱいで
食欲なんてカケラもわきません。

半分寝たままの姿勢のまま食べられるフルーツや
牛乳を口にするのが精いっぱいで、
ごはんやメインのおかずはほとんど手付かずのまま
下げてもらっていました。
申し訳ないけど、とても食事どころではありませんでしたから。


そして、
術後ずーっとスマホを放置しているから、
何か連絡がはいってるかも?と思い、
手を伸ばしてみると、家族からlineが入っていました。

「今日行こうと思うんだけど、
何かほしいものとかある?」


人によるのでしょうが、
わたしはどうやら、つらいときは
黙って、構わず
そっとしておいて欲しいタイプのようです。

家族に来てもらっても、痛みがまぎれるわけでもなく
むしろ、こちらが気を遣って疲れてしまいそうだったので
家族には来てくれなくていい、と返事を送り、
ただひたすら、一人で痛みに耐えてました。

とにかく、看護師さんとも必要最小限の会話しかできないくらい、
話す気力のない状態でしたから、
家族がきてくれても、負担でしかないと思ってたのです。

そんな感じで、いろんなことがすべてつらい術後2日目でした。
痛み止めの副作用なのか?
1日中、うつらうつらと寝ていたような気がします。
看護師さんが入ってくると目が覚めて、ふわふわしながら会話をして
それ以外の時間はずっとウトウトしていたと思います。

そして、目を開けるたびに、何度も何度も時計を見ては
まったく進まない時の流れにイライラ。

このときのわたしは本当に手術したことを
後悔してました(笑)
こんなにつらい思いするなら、
あのままでよかった!って…。

看護師さんに話しかけられたときに
「痛くて痛くて・・・」とこぼしたら

「みなさん術後はそうおっしゃいますよ^^;
でも、人工的に腰の骨を骨折させたようなものですから
痛くて当然ですよね。もうちょっとの辛抱ですよ」

となぐさめられ・・・・確かにその通りだな。
人工的に骨折させたようなものなんだもの、激痛で当然だ、と
妙に納得して


そんなふうに怒涛の2日目も過ぎてゆくのでした。


 

手術直後の長い夜。

意識を失ったわたしが次に目覚めたのは
やはり、麻酔科の医師の声かけでした。

「すずりんさーん、わかりますか?
手術、終わりましたよー。
今、喉の管抜きますからね?」


という言葉とともに、
喉元からぬるりと嫌な感覚とともに口から管が抜かれて、
ボーッとしながらも、一瞬、オエッとなりました。


終わったのか。

そうか、手術してたんだっけ、

と、現実の意識に戻ろうとしているわたしに
容赦なく襲いかかってきたのが腰の激痛でした。

気管に挿入されていた管のせいで
痛いと言いたいのに声が出ない。
けれど、思い切り顔を歪めていたので、
痛がってるのはすぐにわかったのだろうと思います。
ベテランのほうの麻酔科の医師が、

「今から、痛み止の点滴入れるから。
楽になると思うから。」
 と、声かけをしてくれました。


しかし驚いたのはその時間。
ふと視界に入ってきた手術室の時計を見ると、なんと16:38分。
わたしの手術は9時から14時の予定だったのに。
一瞬、見間違えたかと思いました。
痛くて痛くてたまらないのに、なぜだかそこは妙に冷静になっていたわたし。
それとも、麻酔から覚めるのに時間がかかっただけなのかなあ?

病室で待っていた夫は長時間待ちくたびれただろうなあーとか、
そんなことも思いましたが、
それよりも、どんどん増してくる腰の痛みを
どうやって逃がせばいいのか?
その事で頭が一杯で、結局その日は夫とは話せないまま帰ってもらいました。


病室に戻るのが遅かったせいで、
すでにわたしの担当は夜勤の看護師さんにバトンタッチしていました。

実はこの夜勤の看護師Mさんとしますか。
検査入院のときにもお世話になったのですが、
年齢はおそらく50代で、見た目や言動はベテランといった感じ。

愛想はいいし、親切なのだけど、
どこかズレてうるというか、抜けてる印象の強い人だったので、
「えー?この人が夜勤なの?」
と、とても不安を覚えたのです。

わたしが術後闘っていた痛みって、
傷の痛みというよりは、ひどい腰痛のような痛みだったんてすね。
とにかく、腰の全部が痛い!!という。

仰向けがつらいから、
時々、ナースコールで来てもらってからだの向きを変えてもらうのだけど、
新しい姿勢になるど、変なところに力が入って、また痛い。
だから1時間もすると我慢できなくなってまた戻してもらう...と、
そんなことの繰り返し。

三回目くらいの時に、Mさんに、 息絶え絶えに
「痛み止めって、これで…はいって…るんで…すか?」

と、必死の思いで聞いてみたところ、

「うん、はいってるよー。
麻酔科の先生がここから(点滴)入れてくれてますからね」

と、場違いとしか思えない笑顔で返され、
これが痛み止めの限界なのかー
耐えるしかないのかーと、精神的にボコボコのわたし。

術後の発熱のせいか、病室が暑くて暑くて、汗をかいていたので
暑さが苦手の私には、これもまたつらかったです。
看護師さんがご丁寧に布団をかけてくれるけれど
体が全く動かせないので、布団を剥ぐのも一苦労。

痛さはもちろん、暑さにも耐えられなくなったので
布団をタオルケットに変えてもらい、
さらに頭の下にはアイスノンをもらってなんとか暑さをしのぎます。

そして術前から12時間以上ずっと水分をとっていないので、口もカラカラ。
水分の許可はいつ出るんだろう?
確かスケジュールでは、術後数時間でokだと書いてあったはず。

こんな状態なので静かに耐えるなんて、とても無理でした。
自然に口からうめき声が出ます。
ウウウウウ〜〜〜〜・・・・と。

これも個室でよかったと切実に思ったこと。
大部屋たったら、1時間起きにナースコールすることすら、
同室の人に申し訳なくて我慢してしまったと思うし
うなったり、痛い痛いとつぶやくこともできなかったでしょう。

そんなわたしの状況が一変したのは、何回めかのナースコールでした。

担当だったMさんは他の部屋へ行っていたようで
初めて見る若い看護師さんが、来てくれました。
からだの向きを変えてくださいと、か細い声で(←痛くてしゃべるのもつらい)
つらそうに訴えるわたしに
彼女が心配そうに言った言葉。



「つらそうですけど…痛み止め、追加しなくて大丈夫ですか?」


???



「つ、ついか…できるん…ですか?」




「ええ、できますよ。点滴でも、座薬でも、飲み薬でも。
あ、もうお水は飲んでますよね?」





?!



「のんでいいんですか?(ToT)」


「はい、もういいですよー。あれ?
聞いてなかったんですね?
それはつらかつたですよねえ。」



とすくに冷蔵庫から冷たいミネラルウォーターを取り出してくれた彼女は、
その夜、わたしのとってのナイチンゲールでしたよ、ホントに。


夜の担当だったM看護師は、
わたしに痛み止めが追加できることも
○時になったら水分が取れることも、教えてくれなかったわけです。
おそらく、忘れていただけだとは思いますが

術後の痛みとノドの渇きをひたすら耐えるしかない患者には
拷問に等しいことでした。
(※後日、このことは看護師長さんから謝罪されました)

そのときの時間が3:40ごろ。
ほとんど一睡もできずに、その時間まで耐えていた私ですが、
その天使な看護師さんがすぐに痛み止の点滴を追加してくれことで、
やっと3時間くらい眠ることができました。

と言っても、それはあくまで地獄期を脱したとだけで、
わたしの苦痛はそこからまだ24時間続くのでした。


 

手術前夜〜当日朝の準備。

手術前夜は食事のときに

アルジネートウォーターという栄養ドリンクが3本もついてきました。

小さな紙パックの飲料ですが、高カロリーでびっくり。
「術前にしっかり栄養を摂っておいてもらうため」とのことで
全部飲み干さないとダメと言われました。

味はスポーツドリンクみたいな感じで、
決して飲みにくいことはなかったけれど、
食事とあわせて・・・だと、かなりお腹が膨れました!

そして下剤の服用。

前夜に服用する下剤でしっかり腸内がカラッポになるようであれば
手術当日の浣腸はしなくてOK・・・ということだったので
そうだといいなぁ〜と思っていましたが・・・

朝は6時過ぎに看護師さんがやってきて、
下剤で十分なお通じがあったかどうかの確認。

前夜の下剤で明け方に2回のお通じがあったことを報告しましたが
残念ながら、
結局それでは足らなかったようで、浣腸になりました。

わたしは今回の入院中、
すでに何度も「個室でよかったなあ」って思っているのですが、
それがまずここ。

下剤の効果は朝4:30くらいから現れていたし、その上浣腸ですから。
大部屋のトイレなんて音だの匂いだの、いろいろ気になって使えないですよ。
ちなみに大部屋の場合は
最初からトイレのなかで浣腸するって、看護師さんが言ってました。


そして、
手術室へ行く時には、
手術用の寝間着(前開きでズボンのない浴衣みたいなの)
に着替えて、ブラはなし、パンツだけ履いてて、というスタイル。

そしてしばらく寝たきりになるということで、
血栓防止のための弾性ストッキングというものを履かされます。
いわゆるメディキュットですね(笑)

医療目的のものなので、結構きついのかもしれませんが、
履いてるうちに気にならなくなりました。
足の指まで覆ってないので、蒸れることもありません。

術後数日間は履ていないといけないらしいです。

車椅子かストレッチャーでもいいですよ、と言われましたが、
手術室へ行くくらいの距離は歩けるので、歩いていくことにしました。


8時50分に病室を出発。

大病院の手術室というものを
今回初めて眺めながら歩いて自分の手術室まで行きましたが、
ドラマみたいにキレイで整然とはしてなかったです(笑)

通路の両側にたくさんの機材や消耗品など?か山積みで、思わず看護師さんに、
「なんか倉庫みたいですねー」とか言ったら笑ってました。

手術室には、執刀してくれる主治医の先生に整形外科の若い先生が助手として入り、
あとは麻酔科の医師がこれもベテランと若造のベア(笑)
看護師さんは一人だけでした。

寝間着のまま、ベッドに寝かされて、その上からシーツをかけられて、
看護師さんや、麻酔科の医師たちは、
わたしの意識のある間は、ずっとシーツをかけた状態で準備をしてくれたので、
あー患者に配慮してくれてるんだなーと、
ちょっとうれしかったです。

ところで、わたしは腰の手術なので、
当然、仰向けではなくて、うつぶせになるのですが、
その、うつぶせの手術台がとなりに置いてあって、
それを見たら若干、コワくなりました。
(ネットで探すと画像は出てきますが・・・)

一体、どんな格好でどうやってのせられるんだろう?と、
そればかり考えていましたが、

麻酔をかけるときも仰向け、
麻酔から覚めるときもすでに仰向けの状態だったので・・・
(当然と言えば当然)

果たしてどんなふうに自分がひっくり返されたのか?とか
ちょっと想像すると情けない気持ちになりましたね・・・(されるがまま)。


そんなことを考えているうちに、
麻酔科の医師が、

「それでは、少しずつ、眠くなるお薬入れていきますからねー。
ゆっくり深呼吸してくださいねー」

と声をかけてくれたのを最後に、わたしは意識をなくしたのでした。



 

入院1日目。

ついに入院の日を迎えました。


今朝はまるで旅行に行く時のように家事を済ませて
事前に言われていたとおり、午前10時ごろに病院に入りました。

部屋は個室。
もともと、個室希望でした。空いていてよかったです!

それぞれ都合はあるかと思いますが
この手術、個室に入ってよかったな・・・ということは
術後に心から実感しています。

同じ手術を受けられる方も
可能であれば、個室のほうが絶対にいいような気がしますよ。

とにかく整形の手術は術後が大変ですから・・・。


部屋はとてもゆったり。
整形外科病棟は、どちらかというと平均年齢が高そうで
わたしはかなり若い層になるのでは?と思いました。

考えてみたらそうですよね。
若い人で整形の手術をするといったら、
スポーツのケガや事故でもなければしないでしょうから・・・。

病棟をふらった歩いてみた感じからしても、
平均年齢は60歳を超えてるんじゃないかな?と
そんな気がしました。

今日は午後から麻酔科医師からの説明があり、
夕方、夫同席で主治医から最終的な手術の説明があるそうです。

手術は明日の朝9時から5時間の予定。
まあ、わたしにとっては一瞬でしょうがw
待っている夫には相当長い時間でしょうねえ。

病室へ入ったというのに相変わらず、
気持ちが落ち着きすぎて緊張感のかけらもありません。
いいのかなあ?こんな落ち着き払って。


そうそう、
今回わたしの担当になってくれたのは
検査入院のとき同じ、ベテランナースと新人ナースさんのペアでした。

ちゃんとわたしのこと、覚えててくれましたが、
新人さんが、検査入院のときよりもずっと
喋り上手になっていてびっくり。

前回はカチカチだったのに。
やっぱり、実務に慣れて、
笑顔を見せる余裕もできてきたのでしょうねえ。

がんばってほしいなあ。

というわけで、
まだまだこのときは余裕でした。



手術内容。

わたしの受ける手術について
書いておくことを忘れていました。

手術は第5腰椎とL1の固定手術で
同時にスカスカで役割を果たしていない椎間板を取り除き
自骨を移植します。

だいたい、固定手術で調べると出てくる、ポピュラーなやつですね。

この手術をした人のブログを見ると
ときどき、レントゲン画像なんかが載せてありますが・・・
あれはやっぱり、「撮らせてください」って言うのでしょうね?

わたしも自分の術前術後画像が欲しかったのですが

どうしても恥ずかしくて言えません。

まさか「ブログに載せたい」とも言えるわけもなく・・・。







 

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